1: 2014/08/10(日) 22:07:27.68 ID:o/PH4BV4o
~廃ビル屋上~
男「…」ボーッ
カツンッ カツ カツ カツ
男「?」
少女「どうも~っ!」ヒョコッ
男「…飽きねぇな、君も」
少女「お隣、良いですか?」
男「勝手にしてくれ。っつーか、どうやってココまで登ってきた?階段は全部壊れてるんだが」
少女「もうやだなぁ、私の『能力』をお忘れですか?」ポスッ
男「あぁそうか…便利だな、飛行能力」
少女「飛行だけじゃないですよー?正確には『自分が作れる範囲のエネルギーを別のエネルギーに変換する能力』です!」
男「あ、そう…ふわぁ…」
2: 2014/08/10(日) 22:08:23.79 ID:o/PH4BV4o
少女「…それでー、私はこーんなに大事な能力を教えてるのに、貴方はちっとも御自分の能力を教えてくれませんねっ?」
男「…だって、教えたら殺されるじゃん」
少女「私は手を出しませんよ~。他の人達だって、氏ぬ様な事はしませんよ!多分!」
男「私は、か…」
少女「はいっ!情報屋ですから!」ニコッ
男「…楽しいか?ソレ」
少女「こうでもしないと生きていけませんから!」ニコニコ
男「…そうだね」
3: 2014/08/10(日) 22:09:02.61 ID:o/PH4BV4o
男「ヒトゲノムプロジェクトによる地球人の超能力獲得ねぇ…」
少女「全く迷惑な話です。勝手に注射打っといて、能力が発現したら勝手に宇宙人扱い。挙句の果てには勝手に政府から追いかけられる身分ですよ」フンス
男「全くだ」
少女「お陰で2年はお菓子を嗜んでません」
男「……泣くなよ?」
少女「泣きませんよ。コレくらいじゃ」
4: 2014/08/10(日) 22:09:46.23 ID:o/PH4BV4o
少女「…そうそう、コレ」カサッ
男「何コレ。電話番号?」
少女「政府から発表された公式のSOS番号です。ここに掛ければ政府が安全に保護してくれるらしいですよ」
男「安全に?笑えねぇな」
少女「これは無償で全能力者に伝えてるんですよー。じゃ、ちゃんとお渡ししましたからね?」
男「おう」クシャッ
少女「もぉ~。目の前でクシャクシャにしなくても良いじゃないですかぁ」
男「だって絶対電話掛けねぇし……捕まってたまるか……」
5: 2014/08/10(日) 22:10:25.88 ID:o/PH4BV4o
~~~
友『あぁ!?能力者の回収!?ふざけんな!!』
男『…!』
政府軍『昨日決定された事だ。大人しく連行されなければ…発砲の許可も出ているが?』カチャッ
友『…男!!!逃げろ!!!』
男『え…!?』
友『今すぐこっから離れろつってんだよ!!』
政府軍『両名を捕えろ!』
友『男!早く!!』バキッ
政府軍『ぅあ!?暴れるな!』
男『…っ!』ダッ
友『生きてたらよ!いつもの廃ビルで待ってろ!!行けたら行くからな!!!』バキッ
政府軍『暴れるなと言っている…っ!!』カチャッ
ッターン
6: 2014/08/10(日) 22:11:03.54 ID:o/PH4BV4o
~~~
男「………」
少女「どうかしました?」
男「…あぁ畜生。良い天気だなぁ…」
少女「うーんそうですねー。お昼寝したくなるお天気ですねー」ゴロン
ファンファンファンファン!!!!
男「何だ…!」
7: 2014/08/10(日) 22:11:50.19 ID:o/PH4BV4o
政府軍「政府地区二○二地区の保護軍だ!このビルに隠れている能力者!ただちに保護を受けなさい!!」
男「…糞ったれテメェ!この場所をリークしやがったのか!?」
少女「し、知りませんよ!!」
男「お前じゃねぇのか…くそっ!」
政府軍「階段は使えないのか…一階だけか?」
政府軍「相手は能力者だ。二階と屋上も調べろ!」
少女「は、入って来ちゃいましたよ…」
男「外にも一人待機してやがる…飛び降りても走るだけじゃ逃げ切れねぇな…」
少女「た、戦いますか…?」
男「…相手は銃器持ちだぞ」
少女「大丈夫!わ、私、強いですから!」ブルブル
男「…隠れよう。奴らもすぐに諦める」
少女「…はい…」ブルブル
8: 2014/08/10(日) 22:12:31.00 ID:o/PH4BV4o
政府軍A「おい!しっかりおさえとけよ!」
政府軍B「分かったから早く登れって」
政府軍A「よい……しょと」
政府軍B「どうする?俺も引き上げてくれるか?」
政府軍A「いや……男一人とガキ一人だ。俺だけで良いよ」
政府軍B「そうか。俺は外で待機してるからな」
男「向かってくるのは一人だけか……」
少女「……っ!」ハァァァ…
男「…?何やってんだお前、息なんかかけて。手ぇ冷たいのか?」
少女「いえ、『声を溜めてる』んです」
男「……?」
9: 2014/08/10(日) 22:13:17.40 ID:o/PH4BV4o
政府軍A「隠れている者、速やかに出てきなさい」
少女「!」ビクッ
男「(静かに。まだバレてない)」
政府軍「ちっ……どこにいる……?」カツ カツ
男「(引き付けてから飛び出して押さえ込む。その隙にお前はビルから飛び降りろ)」
少女「(いえ、そーゆー訳には!)」
男「(あん?……来たか!)」
政府軍「そこか……?」カツ カツ
男「……ぅおぉおお!!!」バッ
政府軍「出てきたな……!」カチャッ
男「っだぁ!!」ブン
ガシッ
政府軍「!!離せ!!!」
10: 2014/08/10(日) 22:13:56.32 ID:o/PH4BV4o
男「おい!さっさと逃げろ!!」
少女「どいてください!!」タタタッ
男「え!?なんでコッチ来るんだよ!!」
少女「掌に溜めた叫び声の『音エネルギー』を…!」タタタッ
政府軍A「な、なんだ!?」
少女「振るう拳の『運動エネルギー』にっ!!」
男「!!」バッ
少女「『変換』しますっ!!!」ブンッッッ
ドゴォッ!!!!!
政府軍「ば……っ!!」ドサッ
11: 2014/08/10(日) 22:15:05.23 ID:o/PH4BV4o
少女「……気絶しましたね」
男「声をパンチ力に、か。そんな事も出来るんだな」
少女「へ、へへ、言ったでしょ?私つよい、って、わわ……」フラッ
男「!大丈夫か?」 ガシッ
少女「す、すみません。腰抜けちゃいました……」
男「はぁっ?」
少女「先に逃げてもらって構いませんよ。ビルを降りるくらいなら一人でも…」
男「いや、そういう訳にはいかねぇだろ」
少女「どうしてですか?あ、お金なんて大した額持ってないですよ?」
男「……そういう事じゃねぇっつてんだよ……」
少女「……?何か怒ってます?」
男「あぁ、だいぶ」
少女「何にです?」
男「そりゃもう糞みたいなこの世の……」
政府軍B「おい!応答が無いぞ!!大丈夫か!!」
少女「!!」
男「もう一人来たか!」
12: 2014/08/10(日) 22:15:43.62 ID:o/PH4BV4o
少女「は、早く逃げてください!」
男「……」
少女「…どうしたんですか?」
男「……安心しろ。『来た』」
少女「は?」
ドッドッドッドッ……
少女「?」
ドッ!ドッ!ドッ!ドッ!ドッ!
少女「エンジン音……?」
「男ぉ!!乗れぇ!!!」
男「捕まってろよ……!」ダッ
少女「きゃっ!」
13: 2014/08/10(日) 22:16:27.51 ID:o/PH4BV4o
政府軍C「なんだお前!止まれ!止ま、うわぁぁぁぁ!」ガシャーンッ
「早くしろ男ぉ!!」
男「おいお前、俺の重力とかって操れるか?」ダダダ
少女「む、無理ですっ!自分の質量エネルギーしか変換は出来ませんっ」
男「そっか。なら良いや。ちょっと危ねぇけど腰抜かすなよ……!!」バッ
少女「ご心配無く!もう抜かしてま…って、落ち、わぁぁぁぁぁっ!!」
ドスンッ
少女「わぷっ!」
男「着地成功」
友「ラッキーだな」
男「良いから早く出せ!」
友「おうよ!」 ドルルンッ
ドッドッドッドッドッドッ
政府軍C「ま、待て!」パンッ パンッ
友「撃ってきやがった!」
男「良いから前だけ見てろ!絶対に当たらねぇ!!」
少女「……?」
友「そうだな!飛ばすぜ!」ドドドドド
14: 2014/08/10(日) 22:17:20.63 ID:o/PH4BV4o
~~~
ドドドドド……
少女「追ってきませんね…」
友「アイツらの車、パンクさせといたから」
男「助かったよ」
友「それはそうとお前……さっき頭ん中で、俺を故人扱いしただろ?」
男「えっ?いや、まぁ、良い天気だったからさ…」
友「意味分かんねーよ!」
少女「……?あの、お話がよく飲み込めないんですが…」
男「ん?あぁ、紹介しとくよ。こいつは仲間の友。知ってる人間の考えてる事が見える能力者だ」
友「さっき俺がカッチョ良く登場したのは、男が政府軍に見付かってヤバイってのが見えたからなんだぜ」
少女「へぇ~……」
男「…あ、やべ」
少女「ん?」
友「どうした?」
男「サラッと教えちゃったけど、コイツ情報屋だったわ」
友「はぁ!?お前そういう事は先に……」
少女「だ、大丈夫です!」
友「お?」
少女「私、今の事は誰にも売ったりしません!約束します!助けてくれたお礼……」
男「……友」
友「あぁ、嬢ちゃんの言ってる事ぁ本心だ。信じるよ」
男「ありがとな」ポン
少女「は、はい……」
15: 2014/08/10(日) 22:17:57.03 ID:o/PH4BV4o
少女「あの、コレどこに向かってるんですか?」
友「俺達のコロニーだ!」
少女「コロニー?」
男「政府から逃げてる能力者同士が群れてる小さな集落みたいなモンだよ。お前もどっかに所属してねぇか?」
少女「いえ、私はずっと野良だったので」
男「…そっか」
友「もうすぐ着く!もう遅いし泊まっていきな!」
男「ロクなおもてなしも出来ねぇけどな」
少女「はい…お邪魔させてもらいます」
16: 2014/08/10(日) 22:18:47.63 ID:o/PH4BV4o
~とある能力者コロニー~
ドドドドド……
能力者「……」チラッ
能力者「………」ジロジロ
少女「……なんか、外国のガラ悪い地域みたいですね」
友「まぁ概ね間違っちゃいねぇよ」
男「もうすぐ俺らの溜まり場だからなー」
少女「ん?もうココが溜まり場じゃないんですか?」
男「いやまぁ、そうなんだけど、コロニーを街とするなら今から行くのは俺の家ってコト」
友「普段寝泊りしてるビルだよ。コイツ綺麗好きだから、多分コロニーの中で一番寝心地良いぞ」
少女「へぇ…」
友「あ、先に荷物渡しに寄っても良い?」
男「そういやお前仕事帰りだったんだな」
17: 2014/08/10(日) 22:19:27.29 ID:o/PH4BV4o
~コロニー内 地下バー~
少女「こんな所にお店があるんですね」カツン カツン
男「元はライブハウスだったのを改造して酒場にしたんだと」
友「おーいジイさん!」カランカラン
能力者「お、男だ」
能力者「男さん、お帰りなさいッス」
男「おー」
少女「お友達ですか?」
友「友達っつーか、町民?コイツ、ココのコロニーを旗揚げたリーダーだから」
少女「へぇ!そうなんですか」
男「一応な、一応。おい友、いらねぇ事言うんじゃねぇよ」
友「(こう言ってるけど、コロニーの仲間の事すっげぇ大事にしてんだぜ。ココがここまで平和なのも全部コイツのお陰だ)」
少女「(へぇ……ふふ)」
18: 2014/08/10(日) 22:20:14.35 ID:o/PH4BV4o
老人「おう、来たか砂利餓鬼ども……おぅ?おいラッキーボーイ、横の小さいのは何モンだ?」
男「糞ジジイ、その名前で呼ぶんじゃねぇよ。もう片方の目も義眼にすんぞ」
老人「三十年前の俺にそんな事言ってたら、お前の墓標がここの酒瓶になってた所だぜ」
男「そうかい。ならもう三十年後にもっかい言ってやるよ。これでイーブンだろ?」
少女「(意味分かんないです)」
友「(気にすんな。挨拶みたいなモンだ)」
老人「がはは!三十年どころか、あと三年もすりゃあ俺もくたばるわ!!そりゃそうと、友、頼んでた品」
友「おう、ちゃんと全部揃えてあるぜ」ガシャン
少女「わぁ、すごい量のお酒…」
能力者「おぉ!酒だ!コレでこの店も酒屋に戻れるんだな!」
能力者「入荷前なんか酷いモンだぜ。ありゃあもう酒瓶に入った水だよ」
老人「うるせぇ。嫌なら飲むな」
男「じゃあ俺らはもう行くから」
老人「あ!ちょいと待ちな男!」
男「ん?」
19: 2014/08/10(日) 22:21:00.54 ID:o/PH4BV4o
老人「お前に客人だよ。奥に待たせてある」
男「客?誰だよ。他のコロニーのリーダーか?」
老人「知らねぇな。ベッピンだった」
友「マジかよ。俺にも会わせろよ」
「―――待ってたわよ、男」
男「……っ!!」
老人「お?出てきちまったか」
友「知り合いなのか?」
男「……女、テメェどうやってココに来た!」
女「歩いて来たわ」
男「ふざけんな!!!」バンッ
少女「っ!」ビクッ
女「……奥で、話しましょう」カツ カツ
男「チッ!……友、この子を任せた」
友「お、おう……」
少女「……」
20: 2014/08/10(日) 22:21:40.17 ID:o/PH4BV4o
少女「…綺麗な人でしたね……」
友「ホントになぁ。男め、あんな知り合いがいるなんて聞いてねぇぞ」
少女「うー……マスター!お酒!!」
老人「ガキにゃ早ぇよ」
少女「良いから!!!」
老人「ふん……自棄酒たぁ、随分マセた嬢ちゃんだな」コトッ
少女「うー……」ゴクゴク
友「お、おいジイさん。酒出すのはマズいだろ」
老人「ヴィタヴィーノだ。安心しろ。5%の発泡果実酒。こんなモンはただのフルーツジュースだよ」
21: 2014/08/10(日) 22:22:26.33 ID:o/PH4BV4o
~~~
男「……政府軍本部の狗が俺に何の用だ」
女「今日は貴方達を保護する為に来たんじゃ無いわ。個人的に、一人でココへ来たのよ」
男「……」
女「そう睨まなくても良いじゃない。せっかく久しぶりに会えたのに」
男「久しぶり?たぶん違うだろ」
女「あら、気付いてた?」
男「なんとなくな」
女「あらそう?ざーんねん」グニャア……
政府軍B(女)「私の変身を見破れるのなんて、貴方ぐらいよ」
男「……すれ違った知らねぇ奴がお前かも知れねぇ…お前のそういうトコが嫌いなんだよ」
女「ふふ、私は貴方のそういうトコが好きよ」グニャア
男「あん?」
22: 2014/08/10(日) 22:23:09.87 ID:o/PH4BV4o
女「ほら、私って美人でしょう?」
男「自分で言うのかよ」
女「だから世間の男性は私の外見しか見てくれない。世間の女性は『どうせその外見も能力で作ってるんでしょ?』って、私を見ようともしない」
男「……」
女「政府軍の人達は、私じゃなくて私の能力にしか利用価値を見出してくれないわ」
男「……」
女「でも貴方だけは違う。貴方だけは、私の能力や役職を知った上で、私の内面を見てくれる。そういう所が好きなの」
男「……わざわざ敵地のド真ん中まで来て愛の告白か?学生じゃねぇんだからよ……良いから本題に入れ」
女「ふふ、用事のついでじゃないと恥ずかしくて告白なんて出来ないのよ。いじらしいでしょ?」
男「だからそれ自分で言うモンなのか」
23: 2014/08/10(日) 22:23:49.35 ID:o/PH4BV4o
女「…単刀直入に言うわ。軍に入りなさい」
男「断る」
女「理由は?」
男「あそこじゃあ、俺の夢は叶わねぇ」
女「…夢って何よ。こんな寂れた廃ビルで!ビクビク暮らすのが貴方の夢!?」
男「そうじゃねぇよ」
24: 2014/08/10(日) 22:24:42.10 ID:o/PH4BV4o
女「じゃあ……!」
男「さっき俺の横にいた女の子、お前も見ただろ」
女「えぇ……それが何?」
男「いくつに見える?」
女「え?」
男「あの女の子、何歳ぐらいに見えた?」
女「さぁ……14か5くらい?」
男「だろうな。俺も年齢なんか知らないけど、多分それくらいだよ」
女「……それで?」
男「普通なら学校に通ってる年齢だ」
女「……」
25: 2014/08/10(日) 22:25:38.01 ID:o/PH4BV4o
男「なのにアイツは、こんなクズみたいな世界で必氏に生きてる。制服着て、机に座って勉強してる様な時間を、命や金を素手で扱って過ごしてんだよ」
女「……」
男「俺は今の政府のやり方だけは絶対に認めねぇ。政府軍に『逃げた』お前には分かんねぇかも知れねぇけどな」
女「に、逃げたなんて言い方しないで!私だって!少しでも現状を良くする為に、能力者の側から外れて、違う方面からアプローチを……!」
男「ソレで何か変わったか!!?お前は怯えないで済む寝床を手に入れた!でも俺達の生活には何か変化があったのか!?」
女「……っ」
男「あの子も!友も!この店のジジイも!他の皆だって、現状維持になんか甘んじてない!全員更に良い環境を求めてもがいてんだよ!!」
女「……っ」ポロポロ
男「…っ!……何泣いてんだよ」
女「そんな……風に思ってたのね……」
男「……」
女「私なりに、皆の為を思って、裏切る様な事をしてまで、ここに立ってるのに…」ボロボロ
男「……スマン。言い方が悪かった」
26: 2014/08/10(日) 22:26:39.66 ID:o/PH4BV4o
女「……やり方を変えようって意見は、少なからず出てるわ」
男「…!」
女「でも、駄目なのよ。総統は非能力者。貴方達の酷い生活より、自分の怯えを隠すのに必氏なの」
男「政府軍に、能力者は?」
女「本部には数人しか所属してないわ。私ももがいてるけど、能力者に、ましてや女の私に 権力を与えようだなんて、上の人間は考えもしない」
男「……」
女「でも貴方は違う。貴方は人の上に立てる!政府や研究機関だって『二歩目』を踏んだ貴方に下手な手出しは出来ないし……!」
男「無理だ」
女「え?」
男「野良だったらまだ話に乗ってたかも知れねぇ。でも今の俺はこのコロニーのリーダーなんだ。そんな希望や推測に乗っかって、ココの連中を見捨てる事は出来ない」
女「な、なら、私が直接上に掛け合うわ!貴方が本部の上位に入れる条件付きなら…」
男「その話は、実際に上部が条件を提示した時にしよう。今日は…帰ってくれ」ガタッ
女「……」
27: 2014/08/10(日) 22:27:42.20 ID:o/PH4BV4o
女「来週…コロニーを標的にした一斉保護があるわ」
男「!……」
女「もちろんココも指定地区の一つ……」
男「……」
女「……逃げて……軍に来られないなら、せめて貴方だけでも……」
男「……」
女「お願い……っ」
男「……じゃあな」ガチャ
バタン
女「……」
28: 2014/08/10(日) 22:28:36.08 ID:o/PH4BV4o
男「……」バタン
友「おー、終わった?」
男「おう」
少女「誰なんれすかぁ~?いまのおんなはぁ~……」ギュッ
男「おぉぉ!?おい誰だコイツに酒飲ませたの!!」
少女「わらしというものがありながらぁ~……zzz」ギュゥ
友「え?お前、そういう関係だったの?」
男「違う!!!」
少女「zzz……」
老人「何でも良いから早く寝かせてやんな」
友「おー、終わった?」
男「おう」
少女「誰なんれすかぁ~?いまのおんなはぁ~……」ギュッ
男「おぉぉ!?おい誰だコイツに酒飲ませたの!!」
少女「わらしというものがありながらぁ~……zzz」ギュゥ
友「え?お前、そういう関係だったの?」
男「違う!!!」
少女「zzz……」
老人「何でも良いから早く寝かせてやんな」
29: 2014/08/10(日) 22:29:13.36 ID:o/PH4BV4o
少女「zz……あっ、おふろぉ…おふろはいる……」ウトウト
男「はぁ?風呂ぉ?」
老人「酒を裏に持ってかなきゃな~」ガチャガチャ
友「あー俺他の荷物も届けなきゃーじゃあなー」
能力者「さーてそろそろ帰るかー」ゾロゾロ
男「待てお前ら!おい!!」
少女「おふろ~……」グイグイ
男「うるせぇ酔っ払い!」
30: 2014/08/10(日) 22:30:00.36 ID:o/PH4BV4o
~~~
男「………」
少女「自分であるけますよぉ~……」zzz
男「おーそうかそうか。軽いなぁお前」
少女「もぉ~……」
男「……」
少女「……ありがとう、ございます……」ウトウト
男「んー?」
少女「助けてくれて……」
男「お前一人でも、多分何とかなっただろ」
少女「でも……あんなに親切にしてもらったの…初めてで……」ポロポロ
男「…泣いてんのか」
少女「……皆、自分がいきるのに必氏ですから……寂しくて……」
男「……」
少女「きっとあなたは……とっても、強いんですね……zzz」
男「そんな事無いんだなぁ…残念だけど」
少女「zzz……」
31: 2014/08/10(日) 22:30:50.76 ID:o/PH4BV4o
男「ココはよ、お前と同じで、寂しくて、怖がりな奴がいっぱい集まってる所なんだよ」
少女「……」
男「そりゃお前だって寂しいよなぁ……こんな小さな女の子一人だもんな……」
少女「zzz……」
男「お前の居心地が良けりゃ、好きなだけココに居ろよ」
少女「ありがとう……zzz」
32: 2014/08/10(日) 22:31:36.39 ID:o/PH4BV4o
~~~
『あの糞ガキ!!!何処に隠れやがった!!!!』
『貴方!!!自分の娘なのよ!!?』
『ほっといたら俺達まで反抗者だ!!追われる身になるんだぞ!!!』
『あぁぁ……神様……っ!!!』
『祈りたいのはコッチの方だ!!!畜生!悪魔の子め!!!!!』
~~~
「あっれぇ!?リーダーが女の子連れてる!!」
少女「っ……?」
男「う!?うるせぇお前!起きちゃうだろ!!」
少女「あの……?」
男「あ?あぁ~……ほら、起きちまったじゃねぇか」
能力者A「どうせ起こさなきゃ駄目じゃ無いッスか」
少女「ここは……?」
能力者A「上の看板読んでみなお嬢さん」
少女「……あっ、お風呂屋さん……」
男「入るって言ってただろ」
少女「……言いましたっけ、そんなこと」
男「え!?言ったよ!!」
能力者A「リーダー……」
男「おいその犯罪者を見る目をやめろ!!」
33: 2014/08/10(日) 22:32:36.75 ID:o/PH4BV4o
少女「あの、お風呂、入っていいんですか?」
男「おう、快適さは俺が保証するよ」
能力者A「ちょちょちょ、リーダー!」
男「なんだよ?」
少女「…あの、女湯ってどこですか?」
能力者A「それ!そうですよリーダー!ウチに女湯なんてありません!!」
男「あれ、そうだっけ?」
能力者A「定住者は男ばっかりなんで」
男「一時滞在者の為に女湯も作るか……まぁ今日は、コイツ出てくるまで貸切な」
能力者A「困りますよぉ……」
男「良いから良いから。ほら、行ってこい」
少女「い、いただきます!」タッタッタ
能力者A「タオルとかは全部桶の中ッスからー!……もう俺はどうなっても知りませんよ」
男「なんだそりゃ」
34: 2014/08/10(日) 22:33:16.58 ID:o/PH4BV4o
ガララ
能力者B「おーっす」
能力者C「お、リーダーだ」
能力者D「男さんも今から風呂ですか?」
男「あー……今風呂使えねぇんだ」
能力者B「え?故障ですか
い?」
男「いんや、女が入ってる。出てくるまで貸切な」
能力者C「そんなー!オーボーっすよ!職権乱用っすよ!」
能力者D「ちょっと他所の能力者とドンパチやった所為で血と泥と汗まみれなんですよー。早く入れて下さいよー」
男「うっせぇ。喧嘩するお前らが悪い。我慢しろ」
能力者B「こうなりゃ力ずくで……ヘブッ!!!」
男「通さねぇっつってんだろ」
能力者C「男さんに勝ったら女とお風呂っすか!俄然燃えてきました!」メラメラ
能力者A「店ん中で能力はやめて下さいよ~」
男「女っつってもまだガキだ!お前らのニーズには対応してねぇよ!!」
能力者D「むしろ良い!!」バッ
男「まずい!変態か!」バキッ
35: 2014/08/10(日) 22:33:53.07 ID:o/PH4BV4o
~浴場~
少女「ふぅ……」チャポン
男『全員かかってこい!風呂前の良い運動だコラァ!!』
『うおおお!!』
少女「ふふ……」
少女(別に毎晩移動しなくても情報屋は出来るし…)
少女(しばらくはココにお邪魔しちゃおうかなぁ……)
男『通さぬ!何人たりとも通さぬぞぉぉぉ!!!』
『戦じゃぁぁぁ!!!』
少女(お風呂の度に…大変な事になりそうだけど……)
36: 2014/08/10(日) 22:34:36.51 ID:o/PH4BV4o
少女「ふぅ……」ホカホカ
カラカラ
少女「あの、あがりました……ひっ」
能力者BCD「がはっ……」ボロッ
男「おう、帰るか」
少女「あの、お風呂入らないんですか?」
男「へっ!汗かくほど運動もしてねぇからな」
能力者B「ちくしょー……」
能力者C「ともあれ風呂だ……」
能力者D「昼に消耗してなければ……」
男「おい、コーヒー牛乳」
能力者A「あいよ。150円ッス」
男「おう」
能力者A「毎度あり~」
37: 2014/08/10(日) 22:35:13.47 ID:o/PH4BV4o
男「ほら」
少女「え?くれるんですか?」
男「おう。定番だろ?」
少女「さぁ……?」
男「知らねぇのか…あ、もしかしてお前、日本人じゃないのか」
少女「え?はい。二年前にこっちに逃げて来ました」
男「そうか……」
少女「…んー!おいしい!」
男「……帰るか」
少女「はいっ」
38: 2014/08/10(日) 22:36:45.47 ID:o/PH4BV4o
~街外れのビル~
男「着いたぞ」
少女「ふぁい……」ウツウツ
男「まだ酒抜けきった訳じゃねぇんだな……よっこらしょ」
少女「わわ………zzz」
男「……」カツ カツ
男「…ただいま~」ガチャ
少女「……あの」
男「ん?」
少女「た、ただいまぁ……」
男「……おかえりー」
少女「んへへ……zzz」
男「何だよ…?」
少女「ふふ……」
男「……おやすみ」
少女「zzz……」
~~~
44: 2014/08/11(月) 22:21:41.29 ID:vI9CM3+eo
少女「ん……」パチ
少女「ぁふ………」
男「おはよう」
少女「きゃぁぁあ!!!」
男「おぉう!?」ビクッ
少女「び、ビックリした……」
男「その言葉、リボンとカード付きで返すよ……」
少女「あ…おはようございます。昨日はココに泊まったんでしたね」
男「おう……言っとくけど、何もやましい事はしてないからな?」
少女「えぇ~?ホントにぃ~?」
男「誰が酔っ払いのガキに手ぇ出すよ……ほら、朝飯」
少女「えっ、あ、ありがとうございます」
男「目玉焼きには?」
少女「タルタルソース!」
男「ねぇよ」
少女「ふふ、冗談です。何もかけませんよ」モグモグ
男「あ、ジャムならあるけど、何付ける?」
少女「タルタルソース!」
男「もう良いってそれ」
少女「いちごでお願いします」
男「はいよ」
45: 2014/08/11(月) 22:22:28.73 ID:vI9CM3+eo
男「……そんでお前、今日はどうすんだ?」
少女「ふぁい?」モグモグ
男「成り行きとは言えお前の事はもうコロニーの仲間だと思ってる。でもお前、情報屋をやめる訳じゃねぇんだろ?」
少女「ゴクン……はい!コレで生きてきましたから!迷惑を掛けない程度には稼ぎますよ!」
男「ほう」
少女「朝食付きのホテル代に、さっそく一つ教えてあげましょう」ガサガサ
男「お?地図か」
少女「えーと、このコロニーからだと……この北にある小さなチャイナタウン。ここは中立地帯というか、無法地帯なんで、気兼ねなくお買い物出来ますよ!」
男「……マジで?」
少女「はい!」
男「…能力者検問は?」
少女「火曜と金曜の午前中に、小太りのオジさんが一人いるだけです!」
男「今日は!?」
少女「木曜日です!」
男「…いける!よっしゃぁ!!お前最高だよ!!」ヒシッ
少女「きゃぁ!!」
男「おっとスマン!!着替えたら酒場に行くぞ!!」
少女「は、はいぃ!」ガサガサ
46: 2014/08/11(月) 22:23:29.71 ID:vI9CM3+eo
~コロニー内 地下バー~
友「北のチャイナタウン??」
男「おう!今日は検問もねぇ!!」
老人「そんな噂聞いた事もねぇな…」
少女「ホントですよ!情報を買ったお客さんが次の日ホクホク顔で話してくれましたから!」
友「お前が行った訳じゃねぇのか」
少女「えぇ、まぁ、はい……」
老人「…ま、様子見して危なそうなら引き返しゃ良い話だろ」カサッ カリカリ
男「俺と友だけで、取り敢えず見に行くだけでも良いしな」
少女「あの!私も連れてって下さい!!」
男「お?」
47: 2014/08/11(月) 22:24:05.25 ID:vI9CM3+eo
友「そういやお嬢ちゃん、なんで自分では行った事無いんだ?」
少女「それは……さっきもお伝えした通り、中立地帯というよりは無法地帯なので……」
老人「ガラが悪いって事か」
少女「はい……」
友「だってよ。俺は別に良いと思うけど」
男「うーん。ガラが悪いって聞いた場所にわざわざ連れてくの、ホントは賛成したく無いんだけど……」
老人「まるで親バカだな……そう過保護にしないで、連れてってやんな。その子、テメェが思ってるよりもよっぽど強ぇよ」
男「しかしながら情報屋としてナビゲーションを勤めてもらったりと必要になってくる事も無きにしもあらずで……」ブツブツ
友「ハッキリしねぇなぁ!男ならイエスかノーで答えろや!!」
男「………イエス」
少女「やったぁ!」
48: 2014/08/11(月) 22:24:46.35 ID:vI9CM3+eo
老人「これ、頼むわ。無かったら適当に代わりのモン買ってくるか、それも見当たらなかったら買ってこなくて良い」ビリリ ピラッ
友「ん。……なんだこりゃ、ジュースばっかじゃねぇか」
男「ジジイ、いつの間に酒場の看板下ろしたんだ?」
老人「バッカ言うんじゃねぇよ。そこの嬢ちゃんの分だ」
少女「えっ?」
老人「この子に酒出すと、どっかの親バカがうるせぇモンでな」
男「ははっ、こんだけジュース買わせておきながら、どっちがだよこのバカジジイ」
老人「おい待て男。親バカや爺バカならまだ分かるけどな、バカジジイってそりゃもうただの悪口じゃねぇか」
男「言葉の綾だ。いちいち気にすんなよ、ハゲんぞ」カランカラン
少女「あの、しつれいします!」タタタッ
老人「おー、気ぃ付けて行ってこい」
49: 2014/08/11(月) 22:25:33.24 ID:vI9CM3+eo
~~~
ドドドドド……
友「…んじゃ、着いたらいつもの手筈通りに」
男「おー」
少女「どうするんですか?」
男「俺が街に入って買い物してる間、友がバイクで適当に街の外を彷徨く。そんで買い物終わる頃に元の場所に集合する。そんだけ」
少女「一緒に行かないんですか?」
友「まぁ、コイツは一人にしといた方が都合が良いんだよ」
少女「?」
男「でもお前、街を見に行きたいのに外周り担当じゃ意味無いモンな。付いて来るだろ?」
少女「はい!お願いします!」
男「危なそうだったら一人で逃げろよ。何か連絡手段とかあれば良いんだけど…」
少女「あ!ご心配なく!」ガサゴソ
友「?」
少女「じゃじゃーん!けーたいでんわー!!」
男「おぉ!」
友「お前そんなん持ってんのか」
少女「はい!情報屋の職業柄、連絡手段には事欠きません!!」
男「そりゃすげぇけど…意味ねぇや」
少女「え?」
友「だって俺ら、携帯持ってねぇもん」
少女「あー……」
男「まぁ、友が頭ん中見てくれるから大丈夫だろ」
友「ふっふっふ。嬢ちゃんの考えてる事なんかお見通しなんだぜ?」
男「きもっ」
少女「……///」
50: 2014/08/11(月) 22:26:12.94 ID:vI9CM3+eo
~無法なチャイナタウン~
男「じゃあ、また後で」
友「おー。危なくなったら行くわ」
男「行くぞ」
少女「はーい!」テテテ
友「懐かれてんなぁ…」
男「ホント、見るからにガラ悪いなぁ……ウチ以上だ」
少女「能力者、非能力者を問わず悪い人が集まりますからね、薬の売人とか」
男「へぇ……」
少女「何処に何があるか、分かります?」
男「うんまぁ、チャイナタウンなんてどこも似た様なモンだろ。今日はヤバいブツを手に入れに来た訳でも無いし、そう深く入り込む必要は無いハズだよ」
少女「なるほど…」キョロキョロ
男「…色々見て回るか?」
少女「はいっ」
51: 2014/08/11(月) 22:27:08.96 ID:vI9CM3+eo
少女「わぁっ!見て下さい!豚の頭!」
男「あんなんマジであるんだな…」
少女「あっ!アソコ!飲み物が沢山置いてますよ!」
男「お、おい!引っ張んなって」
男「…品札が読めねぇ……適当に買うか…?」
店員「歓迎光臨」
男「おぉ!?あ~……えーと」
少女「在尋找在這个紙上写着的商品!」
男「!」
店員「明白了」
男「…お前、ここの言葉が分かんのか」
少女「えぇまぁ、元に住んでた地域の言葉ですから」
男「成程な……じゃあここは、お前の故郷の景色に似てたりするのか?」
少女「……」
男「?」
少女「…『二年前まで住んでた地域』には良く似た景色ですね」
男「は?」
少女「私にとってあそこは故郷じゃありません。二度と行く事も無いだろうし」
男「お前……親は?」
少女「私の能力が発現した途端に私を捨てました」
男「っ!」
少女「『悪魔の子』って言われましたよ。全く言い得て妙ですよね、自分の事を悪魔って自己紹介してるんですよ、ふふ」
男「……スマン。いらねぇ事聞いて」
少女「…別に、もう昔の事ですから……」
店員「准備完成了」
少女「謝謝!ほら、行きましょう!」
男「お、おう」
52: 2014/08/11(月) 22:27:51.03 ID:vI9CM3+eo
~~~
男「……」
少女「……気付いてますか?」
男「あぁ……つけられてんな」
少女「もう……せっかくのデートだったのにー……」
男「なんでこんな殺伐とした所でデートしなきゃいけねぇんだよ。……お前、一人で出口まで行けるか?」
少女「もうこの街の地図は出来ましたよ?」ピラッ
男「いつの間に……じゃあ出口の方に向かえ。途中で友と合流出来るはずだから」
少女「貴方は……って、聞くまでも無いですね。荷物半分こしましょう。はんぶんこー」
男「おう。じゃあな」
少女「お気を付けて!」スゥ…
男「お?」
少女「私にかかる『質量エネルギー』を『位置エネルギー』に『変換』します!」フワッ
「な、何だ!?」
「飛んでる!能力者だ!」
男「すげぇなぁ……」
アウトロー「……」ゾロゾロ
男「…………」
53: 2014/08/11(月) 22:28:38.34 ID:vI9CM3+eo
少女「……」フワフワ
少女「……」スタッ
少女「…ここなら、バレませんかね……」
友「何が?」
少女「きゃぁああ!!」
友「うお!?大声だすんじゃねぇ!」ガシッ
少女「むぐむー!!」
友「…何でお前、隠れて観察なんかしてんだ?」
少女「プァッ……だって、あの人の能力知らないんですもん……」
友「あぁ~……アイツ、あんまり使いたがらないだけで、聞きゃあ教えてくれると思うぞ?」
少女「なんか、タイミング失っちゃって……」
友「ふぅん……じゃあ観戦するか。見て分かる類の能力でもねぇけどな」
少女「………」
54: 2014/08/11(月) 22:30:24.72 ID:vI9CM3+eo
~~~
アウトロー1「お兄さぁん、すごいね今の子。妹?」
アウトロー2「先に行っちゃったねぇ~。あっ!もしかして逃がしてあげた感じ?やっさしー」
男「……」
アウトロー3「何買ったの?ちょっと見せてよー」
男「…最初に言っとく」
アウトロー3「あ?」
男「逃げる奴は追わねぇ。お前らみたいなチンピラとは違うから」
アウトロー3「………」ブンッ
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