1: 2011/11/08(火) 16:40:47.50ID:bPCIweSz0
その日はいつもと変わらない朝でした

娯楽部のみんなと楽しく登校して、授業を受けて

そしてお昼休み、京子ちゃんに話しかけた時異変に気付いたのです

あかり「ねえねえ京子ちゃん」

京子「えっと、誰?」

あかり「だからあかりだよ?京子ちゃん……だよね」

京子「うん、わたしは京子だけど、あかり?って名前には心当たりないな」

あかり「ちょ、ちょっとあかり、赤座あかりだよ」

京子「赤座あかり……やっぱり聞いたことないな、ごめん、たぶん人違いかと」

あかり「え?えっと、やだなあ京子ちゃん悪ふざけがすぎるよ、また何かの遊び?」

京子「ほ、ほんとに知らないから、ごめんっ!」ダッタッタ

あれ?

うん、きっとまた何か京子ちゃんの思い付きなんだろう

ほんとにわすれたなんて……あるはずないよね

4: 2011/11/08(火) 16:43:00.35ID:bPCIweSz0
あかり(それにしてもびっくりしたなぁ、京子ちゃんほんとに忘れてるような顔するんだもん)

あかり「あ!結衣ちゃんだ」

あかり「おーーーい」

結衣「あ、はい」

あかり「ねえ聞いてよ結衣ちゃん、さっき京子ちゃんがね」

結衣「ええと、ごめん……その」

あかり「なに?」

結衣「誰だっけ?その、人の顔覚えるのは得意なはずなんだけど、ごめんなさい」

あかり「えっ……」

あかり「やだなあ結衣ちゃんまで、京子ちゃんに言われたの?」

あかり「まあ京子ちゃんはいつものことだから仕方ないけど」

結衣「そのさ……」

あかり「うん?」

結衣「京子って……誰?」

6: 2011/11/08(火) 16:46:49.82ID:bPCIweSz0
え?まさか結衣ちゃんが京子ちゃんのことを……?

あかり「だ、だから京子ちゃんだよ、娯楽部の部長で」

結衣「娯楽部はわかるけど、そんな人いたっけ?」

あかり「い、いやだから」

結衣「ごめんなさい、私もちょっと先生から頼まれて用事があるから」

あかり「あっ!待ってよ、結衣ちゃん」

タッタッタッタッタ

みんな、どうしちゃったんだろう

しょうがないから教室に戻るか、ちなつちゃんに聞いてみればわかるかも

でも腹黒いから教えてくれるかなぁ?

ガラッ

ヒュンッ

あかり「うわあ!な、何?教科書?」

なんで教科書が飛んできて……えっ?

9: 2011/11/08(火) 16:51:55.78ID:bPCIweSz0
女1「だから昨日それ貸したっていってるじゃない!」

女2「いやそんなもの借りてないし、ってかあなた誰?」

向日葵「だからっ!あなたのことなんて知らないっていってるでしょうに」

櫻子「なに言ってんのさ向日葵!ふざけるのもいい加減にしなよ!」

女3「いい加減にしてよ!なんなのさっきからもう!」

女4「そっちこそでしょ!はやくどっか行きなさいよ!!」

ワーワーギャーギャー

バサン!! ドサン!!

わたしが教室に入った時、その中は大混乱でした

あかり「い、いったいどうなってるの……?」

ちなつ「あかりちゃん!こっちこっち!」

あかり「ちなつちゃん!」

10: 2011/11/08(火) 16:55:59.64ID:bPCIweSz0
あかり「こ、これどうなってるの?」

ちなつ「よくわかんない、でもみんなお互いのこと忘れてるみたい……」

あかり「ええ!?」

ちなつ「今ケンカしてるのってみんな仲の良かった人たちなんだ」

ちなつ「でも……」

あかり「お互いに忘れちゃってるの?」

ちなつ「うん、最初は一人とか二人だったんだけど時間がたつにつれてみんなあんなふうに」

あかり「いったい何が……」

ちなつ「わからないけどここは危険だよ、いったんどこかに行こう」

あかり「うん」

タッタッタッタッタ

───

あかり「そういえば京子ちゃんや結衣ちゃんの様子も変だったかも」

ちなつ「ほんとに!?、結衣先輩、無事だといいんだけど」

ちなつ「まったく、どうなってるんだか」

12: 2011/11/08(火) 17:01:40.44ID:bPCIweSz0
「ちょっと──先生?これはいったい─―」
「は?あんた誰よ!?」
「だ、だから知らないってばあ!」
「ちょっとみんな落ち着いて、きゃあ!」

バリーン!!ガシャーン!!

あかり「学校中が……」

ちなつ「いや、学校中だけじゃないみたいだよ」

あかり「え?どういうこと」

ちなつ「これこれ、これ見て」

あかり「あ!携帯のワンセグ、学校に持って来ちゃだめなんだよ?」

ちなつ「今はそんなこと言ってる場合じゃないでしょ、このニュース見て」

──

『今、世界中で特定人物の記憶だけが消えるという自体が発生し、大きなパニックとなっております』

『原因は不明ですが、各機関が自体の収集に動いて…………』

──

あかり「ほんとだ……みんな学校のみんなみたいになってるんだ」

ちなつ「原因が不明か、確かに何も変わったことなんてなかったものね」

15: 2011/11/08(火) 17:06:16.77ID:bPCIweSz0
あかり「あ!そういえば!」

ちなつ「ど、どうしたのあかりちゃん?」

あかり「変わったことならあったよ」

ちなつ「え?どんなこと?」

あかり「実は今日朝わたしだけ集合に遅かったでしょ、実はあの前にね」

ちなつ「ごく…………」

あかり「なんと犬を拾ってたのでしたー!わーぱちぱち」

ちなつ「……あっそ」

ちなつ「さて、どうしたものか、とりあえず先輩たちに接触しないことには」

あかり「ちょっとちょっとお、なんで軽くスルーするの?」

ちなつ「だってどうでもいいし、犬とか」

あかり「かわいいワンちゃんなんだよお、なんかドンブラコと川に流されてたから可哀そうだと思って」

ちなつ「拾って来たの?」

あかり「うん、ちなみに今は娯楽部の部室にいるよ、心配だなあ」

17: 2011/11/08(火) 17:09:26.96ID:bPCIweSz0
プー……プー……

ちなつ「駄目だ、誰とも繋がらない、そりゃあこれだけのパニックだもんね」

あかり「だからまずは娯楽部の部室へ行こう?」

ちなつ「うん、そうだね」

ガラッ

あかり「え?」

ちなつ「人だよ!とりあえずあかりちゃん隠れて」サッ

あかり「うわあ!」

西垣「うう、やばい寝不足で倒れそう……」

ちなつ「なんだ西垣先生か」

西垣「駄目だ……寝る」バタッ

ちなつ「倒れたぞおい」

あかり「大丈夫かなあ?」

20: 2011/11/08(火) 17:13:16.89ID:bPCIweSz0
西垣「そうだ、倒れる前に……」

ちなつ「動きだした、何をするんだろう」

西垣「爆発物大量、少しの衝撃で爆発するから立ち入り禁止っと、これはっとけばいいだろ」

西垣「おやすみ……」バタン

あかり「また物騒なものつくってるねえ」

ちなつ「よく今まで捕まってないよねあの人」

あかり「それじゃいこっか」

ちなつ「うん」

タッタッタッタッタッタ

あかり「ひゃあああ!」ズルッ

ビターン

ちなつ「大丈夫あかりちゃん!?」

あかり「う、うん何かに躓いちゃったみたい、てへへ」

あかり「これ、ホースかな?トイレ掃除ようのが出てきちゃってたんだ」

22: 2011/11/08(火) 17:18:04.97ID:bPCIweSz0
ちなつ「危ないよね、立てる?はいあかりちゃん」サッ

あかり「ありがとうちなつちゃん、よいしょっと」ガシッ

────

ちなつ「ようやく部室に着いたわね」

あかり「そうだね、よいしょっと」

ガラッ

ちなつ「先輩達は……来てないか」

あかり「あ!良かったワンちゃん無事だったみたい」

ちなつ「そう、良かったね」

あかり「ぶう、反応薄いなあ、ほら見てよこんなに可愛いのに」

ちなつ「はいはい、わかったよあかりちゃん」

犬……ねえ

なるほどなるほど、確かにかわいい

毛は白くてモコモコ、短い手足には蹄があって

なんか抱いたら気持ちよさそうなモコモコ感、それに角、うん……これって

28: 2011/11/08(火) 17:23:33.03ID:bPCIweSz0
ちなつ「羊だよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

あかり「何言ってるのちなつちゃん、これはどこからどうみても犬だよ」

ちなつ「その感性がおかしいよあかりちゃん!角あるし!モコモコしてるし!これ絶対羊毛だし!」

あかり「いったいこのお姉ちゃんは何いってるでしょーかねワンちゃん」

ちなつ「なんかわたしのほうがおかしいみたいになってるうううううううううう」

あかり「まあまあ落ち着いて」

ちなつ「うん、落ち着こう、スーハー」

ちなつ「百歩譲ってそれが犬だとしてもね、この事態には何の関係もないの」

あかり「そうだねえ、ほらーモコモコー」

ちなつ「聞いてないし、大体、よくそんなものが流れてたわね」

あかり「うん、なんかね箱みたいのに乗ってドンブラーと来たんだよ」

ちなつ「まったく、こんな時に不思議生物を増やさ……」

ドゴオオオオオオオオオオオオオン!!

あかり「きゃあ!何?部室の扉が!!」

29: 2011/11/08(火) 17:28:43.08ID:bPCIweSz0
??「おっじゃましまーすっと」

ちなつ「部室の扉が……ふっとんだ?」

あかり「うわあ、すごいすごいよちなつちゃん……」ガクブル

ちなつ「ええすごい、すごいよあかりちゃん……」ガクブル

??「なんだあ?俺の力がすごすぎてびびったかあ小娘共」

??「悪い悪い、少々脅かしすぎたな」

あかり「うん、すごいよ、もう悲しいよ」

ちなつ「そうだね、もう悲しいレベルだね」

??「ははは、泣くことはない、抵抗しなければ危害はくわえん」

あかり「うん、じゃあ正直に言っていい?」

??「そうだ、素直に従えばいい」

あかり「おじさんが、悲しいくらいに」

??「なんだ?」

あかり「はげてる」

30: 2011/11/08(火) 17:29:34.79ID:bPCIweSz0
ドッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン

あかり「うわあ!正直に言えば怒らないって言ったのにい!」

ちなつ「ほんとだって

31: 2011/11/08(火) 17:30:32.63ID:bPCIweSz0
ちなつ「いや、なんかハゲが衝撃的すぎて時空飛びかけてけどほんとだって!!」

あかり「一回鏡見てみたほうがいいよ!ほんとだよ!悲しいよ

33: 2011/11/08(火) 17:35:21.00ID:bPCIweSz0
あかり「もう!おじさんのせいで時空が乱れるよ!なんか設定おかしくなったよ!」

ハゲ「ええ?俺のせい?」

ちなつ「もう大丈夫だから気にしないでハゲだけ気にしてて」

あかり「うん、一回落ち着いたほうがいいよおっさん」

ちなつ「まあお茶でもどうぞ」

あかり「はい座布団です」

ハゲ「あ、これは丁寧にどうも」

ハゲ「では取り合えずこちらの要件を伝えます」

35: 2011/11/08(火) 17:42:33.09ID:bPCIweSz0
ハゲ「俺……、いや私は」

ちなつ「普通にしてていいよ、こっちはどうしてこうなったかが聞きたいの」

ちなつ「どうせ、さっきのわけわからない力といいおっさんが絡んでるんでしょ」

ハゲ「ふっ、話のわかるやつで助かるよ、じゃあ面倒くさい前置きは無しで行くぜ」

ハゲ「単刀直入に言う、この世界の人の記憶をうばってのはこの俺だ」

あかり「あなたが……」

ハゲ「そうだ、人間の脳ってのはないくつもの部屋、キューブに分かれてるんだ、そしてそのうちの一つ………」

ハゲ「まあという諸々な感じで俺はこの世界の人間からそのキューブを抜き出し帰る予定だった」

ハゲ「だが一つ予定外の事態が発生してなあ、そのキューブを入れた相棒がいなくなっちまったんだわ」

あかり「…………ごく」

ハゲ「言わなくてもわかるよな?それ、返してくれない?」

ちなつ「嫌だといったら?」

ハゲ「そうだなあ、あんまり女子供に手出しするのは好きじゃないけど」

ハゲ「すこーし、痛い目見てもらうぜ」

パン!!

38: 2011/11/08(火) 17:51:44.90ID:bPCIweSz0
ちなつ「両手を……合わせて……」

あかり(今何か、手のひらに紋のようなものが)

ハゲ「『黒板消し』に『破』(ハレツ)を加える力!!」

あかり(加える力……?)

ちなつ「うそっ、手から黒板消し?それもチョークの粉まみれの」

ハゲ「そうか、お前らは能力を見るのは初めてだったか」

ハゲ「まっ、説明するのも面倒なんで眠っててもらうぞ」

ちなつ「よくわかんないけど、それが武器なら全然恐くもなんとも」

ハゲ「弱めにしとくが、ちょっと痛いぜ」

ヒュッ

あかり(黒板消しがちなつちゃんに……)危ないっ!」

ちなつ「大丈夫だよ、黒板消しぐらいあたってもなんとも」

ポンッ

黒板消しがあたりチョークの粉が舞う

ちなつ「へっ!こんなの痛くもなんともっ」

39: 2011/11/08(火) 17:57:30.29ID:bPCIweSz0
ボボボ……バンッ!!

ちなつ「え……」

あかり(飛んだチョークの粉を中心に空気の膜みたいなものが広がって)

ちなつ「ぐああ!!」

あかり「ちなつちゃん!!」

ドッシャアアアン

ハゲ「あれ?ふっとばしすぎたか?」

ハゲ「悪い、軽く叩いたつもりだったんだがなあ予想以上に粉が出ちまったみたいだぜ」

あかり(これが……この人の力?)

あかり「ちなつちゃん?立てる?」

ちなつ「うん、なんとか……」

ハゲ「へー結構タフなんだな、それとも手加減しすぎたか?」

あかり「とりあえず逃げ……」

ガッシャーーーーン!!

あかり(壁に黒板消しを叩きつけただけで壁を崩した……)

42: 2011/11/08(火) 18:03:09.64ID:bPCIweSz0
ハゲ「逃げられるとでも……思ったのか?」

あかり(お姉ちゃんに貸してもらった漫画で似たようなのみたことある)

あかり(たぶんあの人は黒板消しを叩きつけると物を壊せる力……)

ハゲ「いいからのその犬を早くよこせ」

ちなつ「やっぱりあれ犬なの!?」

あかり「静かにちなつちゃん!」

ちなつ「あ、ごめん……」

ハゲ「そうだ犬だ、あの犬は…………どこにいった?」

あかり「あれ、そういえば」

ちなつ「いない?逃げたのかな?」

ハゲ「そんなはずは、さっきまでそこにグヘァアア!!!」

ちなつ「羊が顔面めがけて飛びげり!?」

あかり「あ!ワンちゃん!」

犬「クイクイッ」

あかり「ついてこいっていってるのかな?」

45: 2011/11/08(火) 18:08:43.32ID:bPCIweSz0
ちなつ「どっちにしても今のうちよ!行こうあかりちゃん!」

あかり「そうだね」

タッタッタッタッタッタ

壊された部室の扉をまたいで外に出る

あかり(あれ?この扉にも粉がついてる、やっぱり能力で壊したんだ……)

───

教室

あかり「とりあえず振り切ったかな?しばらくここに隠れてよう?」

ちなつ「逃げて来たはいいけど、どうすればいいのやら、あいたたた」

あかり「大丈夫ちなつちゃん?」

ちなつ「なんとかね、あはは」

あかり(強がってるけどさっき攻撃受けてるんだ、ここはわたしが頑張らないと)

あかり「それにしてもさっきはワンちゃんのおかげで助かったね」

ちなつ「ほんとうに不思議な羊ねえ」

羊「羊ではない!吾輩は誇り高き犬だ!」

46: 2011/11/08(火) 18:14:39.74ID:bPCIweSz0
ちなつ「うわ!羊がしゃべった、あと揉みあげ生えた!きもっ」

羊「きもっとはなんだ吾輩は誇り高きマスターにつかえる犬、名前はウールという」

あかり「ウールかあ、可愛いワンちゃんだね」

ウール「ほうほう、そっちの赤いのはわかっているな」

あかり「さっきはありがとうね、ウール」

ウール「ふん、礼にはおよばん」

ウール「それよりも」

ドドドドドドドドドド、ズガシャーン

あかり「な、なに!?」

ちなつ「さっきのハゲね、もう起きて来たのかしら」

あかり「こ、校舎を崩して回っていく気?そんなことしたらみんなが」

ちなつ「出てこなければそうする気だろうね、どうしたものか」

あかり「うん、このままじゃだめだね」

ちなつ「どうする?」

あかり「わたし戦うよ、あの人が原因だってならまずは話を聞かないと、それにみんなもウールも渡せない」

48: 2011/11/08(火) 18:19:38.07ID:bPCIweSz0
ハゲ「おーい、出てこないと学校壊しちまうぞー」

ハゲ「ま、どっちでもいいがな……おっ?」

ハゲ「てっきり逃げてると思ったが、いがいといせいがいいようだな」


かり「そうだね、でも、このままじゃ駄目だと思ったから」

ハゲ「ふーん、何かもっともらしい理由か勝算でもあると思ったが」

あかり「ないよそんなもの、巻き込まれ系だからね仕方ないよ」

ハゲ「割り切ってんならさっさと片付けるぞオラア!」

───

あかり(大丈夫だ、落ち付けあかり……あいつの攻撃は所詮黒板消しだ、近づかれなきゃどうということは)

ハゲ「いくぜ、先に潰れんじゃねえぞ!!)

ズズッ

あかり(何?もう一つの黒板消し?それ同士を擦り合わせて)

ハゲ「そらっ!飛んでけ!」

ズシャアアアア!!

49: 2011/11/08(火) 18:24:46.35ID:bPCIweSz0
あかり(黒板消し同士の間から、直線の空気の塊?)

あかり「う、うわ!!」

ドシュン!!ガラガラ……

あかり「あ、危ない……」

あかり(なに?あの黒板消しに当たったら吹っ飛ぶんじゃないの?それに二つ目の黒板消しとか)

ハゲ「どうした?俺に遠距離攻撃はないと思ってたか?」

あかり(とりあえず今は…………)

あかり「逃げるっ!」

ハゲ「どうした?開始そうそう逃亡かあ?」

あかり(なるべく人通りの少ないところへっ!無差別に壊されるよりはましなはずっ!)

ハゲ「しょうがねえなあ、よいしょっと」

ポンッ

あかり(なに?今度は最初のほうの黒板消しを戻した?)

ハゲ「よしよし、待てこらあああああああああ!!」

あかり(気になるけど今は走る!!)

52: 2011/11/08(火) 18:33:15.40ID:bPCIweSz0
あかり「はぁはぁ……」

あかり(なんとか、巻いた?以外と足は遅いのか、それとも余裕だからこそなのか)

ハゲ「どーこーかーなー?」

あかり「……」ビクッ

ハゲ「おやー、ここの教室が怪しいなあ」

あかり(落ち付け、この声の位置なら隣の更衣室のはず……)

ハゲ「おやあ、鍵がかかってるぞ?それに人の気配がするなあ」

あかり(え?今は確か誰も入ってないはずなのに!!いや、まさか)

ハゲ「とりあえず壊しとくか、せーのっ」

あかり「ま、待て!!」

ハゲ「あん?なんだ案外簡単に釣られやがったな」

あかり(やっぱり……わたしをおびき出すための…)

ハゲ「なんだ?知ってたような顔だな、それで出てくるとか馬鹿なのか?」

あかり「うん、わたしはなんかそんな感じだから、自分でもよくわかんないけど」

55: 2011/11/08(火) 18:39:19.81ID:bPCIweSz0
ハゲ「そうか、じゃあ遠慮なくいくぞ!」

あかり(もう、さっきみたいに走る体力はない、なら……!)

あかり「うおおおおおおおおおおおおお」

ハゲ「血迷ったか……お前が接近戦で勝てるわけないろうが!!」

ブンッ!

あかり(振り下ろされる黒板消しをなんとか避けるっ!)

ハゲ「ほう……」

あかり「よしっ!」

ハゲ「少しはやるようだが、これならどうだ!」

ヒュッ

あかり(これもまだ駄目だ!真正面、真正面さえ来てくれれば)

ハゲ「へー、だがもう限界だろう、俺のほうももうそろそろ尽きるからな」

あかり(尽きる……?)

ハゲ「これで終わりだ!!」

あかり(来た!真正面のストーレート!)

57: 2011/11/08(火) 18:44:02.70ID:bPCIweSz0
あかり(直線的にわたしめがけて突っ込んでくるそれを…………)

ハゲ「うおらああああああ!!」

ハゲ(決まった!このタイミングなら避けられまい!)

あかり(そうだよ、もうあかりにはそれを避けられない!だから……)

あかり「避けないっ!!!」

ハゲ「なっ!!」

ドスンッ!!

あかり「くぅ……!」

黒板消しがあかりに直撃する

あかり(だけどっ……!)

ガシッ

ハゲ「てめえ!!」

あかり(離さない!!黒板消しと腕さえ掴んでいれば飛ばされない!)

粉が舞い、空気の塊があかりと黒板消しとの間で破裂する

58: 2011/11/08(火) 18:50:43.38ID:bPCIweSz0
あかり「ぐふっ!!かはっ!!」

お腹を中心にズドンと重い衝撃が走る、だが……あかりは吹き飛ばない

あかり「二ヒッ……」

ハゲ「この野郎……!」

あかり(よしっ!思ったよりも痛みは少ないっ!これなら)

あかり「うらああああああああああああ」

ハゲ「ちょ、お前何するっ!こらっ!」

もみくちゃになりながらも腕は離さない、必氏にハゲの方向に黒板消しを持っていく

あかり「あんたはずっと黒板消しをちゃんと持っていた!なら触って破裂するのはこの消す部分だけ!」

あかり「だったらあんたにもこの攻撃は効く!これさえ当てればああああああああ!!」

ハゲ「くそっ、このっ!!」

あかり(長期戦の押し合いになったら勝ち目はない、一気に押す!そして)

ハゲ「なにを……お前が力で勝てるわけがっ!」

あかり「今だよ!ウール!!」

59: 2011/11/08(火) 18:56:04.37ID:bPCIweSz0
ウール「任された!うらあ!」

ドスッ

ハゲ「んなあっ!!」

ズルッ

ハゲが後ろからのウールのとび蹴り膝かっくんを食らい倒れる

あかり(わたしとの押しあいに集中してたところでウールに倒してもらう、そしてその隙に!)

あかり「いっけええええええええええええええ」

あかり(ハゲの腕ごと黒板消しをハゲの中心めがけて、ぶつける!)

あかり「どうだ!!」

ドスンッ!

ハゲ「しまったあああああああああああああ」

ポスンッ

ハゲ「ま、そんなことないんだけど」

あかり「え…………?」

60: 2011/11/08(火) 19:01:36.81ID:bPCIweSz0
ポスンッ ポスンッ

あかり「あ、あれ?もっと大きな爆発が……」

あかり(おかしい、いくら押しつけても間抜けた音がなるばかりで……あれ?)

ハゲ「もう諦めたら?おじょうちゃん」ガシッ

あかり「うわあ!」

腕を掴まれ手を離される

ハゲ「まあいい線はいってたんだけどね、さっき君が黒板消し食らったときに気づくべきだったかな」

あかり「な、なにを?」

ハゲ「さっきは俺、割と本気で叩きつけてたよね、あのピンクの子の時みたいに軽くポンッじゃなくてさ」

あかり「それが……どうしたって、あ……」

ハゲ「そうだんだよなー、これって本気だと壁も崩せるのよね、でもおじょうちゃんはまだ生きてる」

ハゲ「さっきさ、思ったよりも痛みは少ない って思ったでしょ?」

あかり「そんな……」

ハゲ「じゃあ次はこっちのターンといきますか」

ポンッ シュン

61: 2011/11/08(火) 19:07:17.46ID:bPCIweSz0
あかり(今の黒板消しを紋に戻して……もう一回出した?)

ハゲ「ふむ、おーけーおーけー、さっきのはちゃんと回復してるな」

あかり(いや、今のじゃない、今のとは何かが違う……黒板消しが……真っ白い?)

ハゲ「つーわけで、今度は本気の本気だ、じゃあな、怨むんじゃねえぞ」

ブオン!!

あかり(だめだ、これは……食らったら終わりだ、でも、もう)

あかり「動けないや……」

ドゴオオオン!!

おしまい

引用: あかり「みんなの記憶が……ない?」